わたコちょ! フライング編6

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伸び悩むdefD。果たしてもっと泳げるようになるのか?

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フライング編6

6.薄まるのは糖質だけではない

しかし! ここ数年で 「ちょ、待ってよ、電解質も薄めちゃダメじゃないの?」と、よく言われるようになったんですよね。
もっともな疑問ですね。
それについて少し考察をしてみましょうか。

アイソトニック飲料の代表格、ポカリとアクエリの成分表示表のナトリウムのところを見てみますと、
100ml中にポカリは49mg、 アクエリは34mgと書かれています。
塩分に換算するには2.54倍するんです。
ですから、ポカリにはNaClが124mg=0.124g、アクエリは86mg=0.086g。つまりそれぞれ塩分濃度は0.12%と0.09%って事ですね。

…以前、何かの資料でそれぞれ0.6%、0.3%と書かれてあったと記憶してるんですが、勘違いだったかな?
それとはまた違う資料で「ポカリの塩分:約0.6%」って書いてあったのも見たと思います。

うーん、0.12%と0.6%では5倍も濃度が違うので、この際メーカーに直接聞いてみましょう。
大塚製薬のお客様相談室に電話で確かめたところ、
「弊社のポカリスエットの塩化ナトリウム…食塩の濃度は0.12%でございます」と明確な回答をいただきました。
換算結果と一致しました。
日本コカコーラには確かめる必要はなさそうですね。 換算結果の0.09%をそのまま信じてもよさそうです。
0.6とか0.3は古いデータか、私を含む誰かの勘違いということにしましょう。

さて、ポカリの原液が0.12%という事は、生理食塩水の0.85~0.9%と比較するとずいぶん薄いですね。
汗の成分と比較しても薄いです。汗の塩分濃度はいろんな条件(個人、運動の種類・量、環境等)により差がありますが、ざっと0.65%と言われ、0.3~0.9%とまた条件によって変化すると言われますからね。
そう、代表的なスポーツドリンクに含まれている塩分は元々すごく薄いんですよ。

なぜそんな濃度に設定してあるんでしょう?

水分を吸収しやすい浸透圧って考え方を前に持ってきてるんだろうとは思います。
それと、もしかしたら、下手に塩分濃度を上げたドリンクを売ると、そのせいで高血圧になる人が増えるのを懸念しているのかもしれません。 健康を考えて、というよりも、訴訟の対象になることを考えて。これは穿った見方過ぎるかもしれませんが、スポーツする習慣のまったくない人でも、ポカリやアクエリ好きっていますからね。 ただでさえ必要以上に摂取塩分が多いと言われる国民ですし。

それはまあ置いといて、
一般には水分を吸収しやすい塩分濃度は0.2%くらいと言われます。それに較べてもポカリもアクエリも薄いですけど、
もう一押し考えてみますに、体液の塩分濃度が0.85~0.9%であるのに対し、上記の通り汗の塩分濃度は一般に薄いですから、汗をかけば体液塩分濃度が濃くなるわけですよ。
それをちょうどよく薄めつつ、絶対量も確保しつつ…となるとメーカーの研究では0.12%とか0.09%とかになるのかも。
まあこれは善意的な解釈と言えばそうなんですけども。

それと「味」の問題もありますよね。このテーマについては後に書きますが、ほんのちょっとだけ。
塩分0.2%ってのは主観的には微妙においしくないんですよね。
他の皆さんがどう感じるのかは分かりませんが、商品としてはやはり「飲みやすい→売れる」という図式がなくてはならんので、本来の機能よりも万人受けする味が優先されるのではないかと。
さらに言えば、「おいしくないから飲まない」ではそもそも「十分な水分の補給」という目的に適いませんし。


さて、とすれば、やはりポカリなどのドリンクを水で1/2に薄めちゃうと、元々薄い電解質なのにもっと薄くしちゃうのは、やはり合理的な浸透圧とも言えなくなるし、体内の塩分濃度を適度にキープする事にも反してしまうことになるように思います。

ここまでで理解した事をまとめますと、ポカリなどを水で薄めてしまうと、電解質もまた薄まる事により浸透圧のバランスが崩れ、素早い水分補給から遠ざかり、また電解質そのものについても十分に摂取することができないって事になります。
これ、ある意味とても危険です。
ここまで「電解質」と書いて「主に塩分」という意味だという表現を繰り返してますが、それについての説明もちょっとしておくべきですね。
汗に含まれる電解質はプラスイオンとしてはナトリウムがほとんどで、次いでカリウム、量的にはずっと離れてアンモニウムなどがあります。マイナスイオンについてはほとんどが塩素イオンで他は微量です。つまり、汗にも多くの電解質が含まれてますが、主に失われるのは塩分なわけです。

ということで、ごく薄い塩分しか含まれていない水分を飲んでも、先に説明した自発的脱水となり、結局は水分の補給をした事にならないことにもなりかねませんが、それと平行してナトリウムが体内から不足すると筋に痙攣を起こしやすくなるという懸念が生じます。
いわゆるナトリウムバランスが崩れた状態ですね。「低ナトリウム血症」なんて意識を失うくらいナトリウムが不足してしまう状態もありますし、そこまでには至らなくとも、足が攣りやすい傾向の人は注意が必要です。
筋の痙攣については、もちろんマグネシウム不足とか他のミネラル不足や別の要素も関係しますけど、汗には他の電解質=ミネラルはカリウム以外は汗にはほとんど含まれていないことから、この場合にはとりあえず考えなくてもいいかと思います。 全体的にミネラル不足であるのは普段の食事で気をつけなければならないって意味です。

ですから、やはりポカリなどを水で半分に薄めた飲み物というのはちょっといかんのじゃないかなあ、って結論になるかと。
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COMMENT
では 前回のレポートにあった
>スポーツの競技者(いわゆるアスリート)や指導者の常識・・
で 薄めて飲むのは よくないということになりますね?!

どっちかよくわからなくなってきましたわ・・?

(飲めない私は 味もわかってないんですが)
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