わたコちょ! ヤマト 鑑賞

わたコちょ!

伸び悩むdefD。果たしてもっと泳げるようになるのか?

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ヤマト 鑑賞

正直な事を言いまして、ハナからそんなに期待して観に行ったワケではございませんでした。 
キムタクの古代進・・・というのがそもそも・・・
まあ、キムタクを起用する事によって、作品そのものの出来如何によらず、ある程度は興行収入を計算できるんでしょうし、オイラも観に行く前までは実はそんなに否定的でもなかったんです。 見た目の雰囲気はなきにしもあらずって感じで。
しかし、オリジナルの古代進という主人公は、本来はまだ10代で、いい意味でも悪い意味でも若さが弾けている人物なんですよ。 正義感には溢れた熱い青年ですが、まだ色々な理を上手く結びつける事ができなくて、つい感情的に振舞ってしまう。 オリジナル作品がオンエアされた35~36年前なら、あの手の作品の主人公としては普通にいた、成人前の男子なわけです。
そんな彼が、地球存亡の如何を賭けて厳しい航海と闘いを経て、多くを学び、多くを失い、そして最後に「オレたちがしなければならなかったのは殺しあう事ではなかったんだ!」と宇宙規模の普遍の愛に気づく所まで成長します。
それが古代進という主人公。
ところが、いい歳したオッチャンに沖田艦長へ向かって「なぜアニキを見殺しにした?!」とか言わせて暴れさせるなんてどうよ?と。 元軍人という設定であれば尚更。 18や19の小僧だからドラマとしても許されるんであって、それを古代進的でなく、キムタク調でお芝居(?)されちゃってもねえ。 ホントにいつ「ちょ、待てよ!」って言い出すかとヒヤヒヤしました。 キムタクはキムタクしか演じられないという定説を確認してしまいました。 ・・・と言うのがまず一点。

森雪に関しては、たしかに若手の女優さんたちを見回しても、なかなかイメージ通りの役者さんを見つけるのは難しいかもしれませんが、この映画作品のヒロインという事であれば、黒木メイサさんはそれなりに高い評価を得られるのではないでしょうか。 でも、決してアレも「森雪」ではありませんでした。
森雪は長い航海の途中で古代進に恋愛感情を抱き、やはり成長しながら心から彼を愛するようになっていきます。 オリジナル作品のラスト近くでは、生命の危機に陥った古代進を、命を賭して古代のみならず、結果としてもヤマトを救います。 普段はちょっと古風な考え方のしとやかな女の子なのに「古代くんが、古代くんが死んじゃう!!」と将来の夫のために覚悟を決めてなりふり構わず必死になってくれなくてはいかんのです。
決して艦内のラウンジで酒を飲みながら悪態を吐き、男をグーで殴るキャラなどではないのです。 

主人公が二人ともそんなであるならば、「ヤマト」という設定を無理に使うことないのに。 とも思ったわけですが、まあ、作ってしまって公開もしちまったんだから、ニワカ映画評論家が今さら何を言っても仕方がないので、そんな大前提までなかった事にしてほしい、などという虚しい願いはもう口にするのはやめます。


ある意味、オリジナル作品のヤマトファンにとって、「宇宙戦艦ヤマト」というのは宗教です。 基本設定、ストーリーの骨子、個性と魅力溢れる登場人物、数々の名場面、それに伴う素晴らしいBGM。 それらがバランスよく、見事に融合して、この宗教は成立するのです。
もちろん、オリジナル作品が一点の曇りもない完成形であるとは言いません。 ツッコミ所もたくさんあるし、あそこをどうにかすればもっと良かったはずなのに!なんて箇所は無数にあります。
 
今回の映画の製作のスタッフには、できればそういう所を突き詰めて、より「ヤマト」を作品としての完成形に近づける努力をして欲しかった。 
なんだかオリジナルを愛する気持ちというものが、残念ながらあまり感じられませんでした。 むしろ、「ちっ、コイツら原典を台無しにしやがって!!」というマイナスの気持ちが湧き出てきます。


本当のことを申しますと、実はここまでの数倍の行をかけて、このオイラなりの評論を書きました。 でも、読み返してみるとあまりにもオタッキーさが前面に出てて、なんだか恥ずかしくなったので大幅に削りました^^

ま、簡単にまとめちゃいますと、名作を焼き直ししようとした気概は買うけれども、腕も心もまだ早かったね、としか言いようがありません。 いい所も何箇所もあったのは認めます。 マジで「お、なかなかやってくれるな」と感心させられた所もあるんです。 でも、全体としては、残念ながら、出直してきやがれって気持ちの方が強いのは否めません。
一緒に行ったあざらしくんも言ってましたが、オリジナルを知らない人にとっては、エンターテインメントとして普通に楽しめるかと思いますよ。
 
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COMMENT
No title
う~む、さすが大人は無駄なオタク批評なんて載せないのねw
ウチの嫁もその友人も、日頃からキムタクとか出るテレビドラマ見慣れてる人は発狂しそうになったりしないみたいよ。俺等にとって突っ込み所満載の設定も、ちゃんと脳内補完されて成立しちゃうんです。我々はまだまだ修行が足りんのですよ!!
一つだけ思うに、監督と脚本が夫婦ってのはダメだわ。最高峰はデビルマンだけどね…
No title
修行が足りないのは認めるしかないけどもだ。 変なものを変だと思うのは決して間違いではないと思うよ。 監督と脚本家が夫婦なのがダメって言うよりも、単に二人とも能力不足なのだろ。それは言いすぎというなら、この作品には向いてなかった!でもいいけどね。 製作責任者は少なくとも三度以上原典を観たのかと小一時間(ry 
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