わたコちょ! これもまた道具のハナシ

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伸び悩むdefD。果たしてもっと泳げるようになるのか?

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これもまた道具のハナシ

08年、09年と水泳界も水着という「道具」に、かなり翻弄されましたが・・・
いえね、昨夜NHKでおもしろい番組をやってたんです。 

オヤジパワーでメダルを目指せ!
「リュージュ 日本の挑戦」

1月9日(土) 23:05~23:49
バンクーバー五輪・リュージュ日本代表チームのそり開発のために、宇宙科学技術者、町工場の職人たちが立ち上がった。日本のモノ作りのプライドを乗せた闘いを追う。


ご案内のように再度放送する予定のようなので、興味のある方はぜひどうぞ! って感じですが・・・


いやあ、お尻のほうがムズムズするようなおもしろい番組でした。 プロジェクトXを手がけた事のあるNHKしかアレは作れまい。 
いかにもオイラが好みそうなテーマでもあるんですが^^

リュージュ、ご存知ですよね?   ボブスレー、リュージュ、スケルトンとソリを使って氷のコースをすっ飛んで行く競技が3つありますが、仰向けにソリに寝そべって乗るのがリュージュです。 スケルトンはうつ伏せて頭をゴール方向にして寝て乗ります。

で、番組が視点を向けたのは、そのリュージュ用のソリの開発。
なんでもね、日本チームはこれまではイタリア製の市販品(?)、しかも中古(?)みたいなのを1台40万円くらいで購入して滑ってたんですと。
ハッキリ言っちゃって、とてもマイナーな競技なので、国からは年間700万円くらいしか補助が出ないんだそうです。

実は同じ道具であっても、水泳の水着のハナシとはうんと次元の違うハナシです。 水着は単体じゃ泳ぎませんが、ソリはコースのスタート地点で手を放せば、乗り手がいなくても滑って行きます。
もちろん操縦者の腕を競うのが趣旨ですが、ソリの性能差は水泳における水着の性能差よりも遥かに大きなウェイトを占める事は否めますまい。

ところが、日本ではマイナー競技でも、本場ヨーロッパではとても人気の高いスポーツなんですと。
なので、各国の自動車会社がハイパーなソリを開発・製作してくれちゃって、それでシノギを削るんだそうです。 
クルマや単車のレースで言えば「ワークス」ですよ! 

常にデータをフィードバックさせて最新式のマシンを用意するワークス体制にね、中古だかどうか知らないけど、市販のソリで戦えるワケがないじゃないですか。
どんなに乗り手の腕が良くたって、おそらく半分は勝負を決める要素のソリの性能が段違いじゃ、同じ土俵に上がる事すらおかしいと思う。
GPマシンにRZ50で挑むようなもんだよ。 全盛期のケニーだってRZ50じゃ逆立ちしたってムリ。 

自分でも番組の狙いに嵌められているのはとてもよく分かりますが(笑) 思いっきりナショナリズムを掻き立てられるハナシでしょ? 

さて、そこで立ち上がるのが・・・ってのが主題です。

競技者サイドのどうか勝負できる道具を作って欲しいって願いに、日本人の技術者が応えないワケにいかんですわな。
「♪風の中のスバル~・・・」って脳内オーディオが勝手に奏で出しますわな。

まあ、そうは言っても、「ソリ」ですから「橇」。  宇宙ロケットまで作っちゃう頭脳や施設が協力してるわけだし、高精度な工作機械もあれば、間違いなく世界最高レベルの職人技もある。 それらをもってしてですよ、例えば、
カーボンFRPで全体をもうちょっとガッチリ作って、全体を低く、そして鉄でできてた部品をアルミやカーボン使ってギリギリまで重心を下げて・・・と基本的な工夫をしてみたらすぐにある程度は形になっちゃうんじゃないの? 
・・・とオイラなどは思っちゃうワケですけども、


ところが例えばこのニュースですわ。
http://vancouver2010.nikkansports.com/luge/news/p-sp-tp0-20091221-578090.html


製作する技術者サイドにデータの蓄積がないという事は、こういう事なのか、と。
大枚を投じて作っても今シーズンモデルじゃまだ、イタリア製の市販品にも及ばないんですよ(イタリアの工作技術をバカにしてるわけじゃないんですけども)。 実際、この番組でフィーチャーされた原田窓香選手は、今シーズンはずっと新型で戦ったが不振が続き、2週間ばかり前に行なわれた全日本選手権ではあえてイタリアのソリで滑って、なんとか国内での7連覇を達成したのです。
たぶんそれでようやく日本代表決定ですわ。
新型、というかプロトタイプで勝負に出たらこの番組そのものもボツったかも(笑) 原田選手、きっと正しい選択だったでしょう。

とにかく、
選手もコーチも協会も、そしてなんとかしてやろうと立ち上がったオヤジたちも、オリンピック開幕まであと僅かしかないのに、未だ明けぬ夜に迷ってるんです。
なんとかしてあげたいよねえ。
応援する事しかなんにもしてあげられないけどねえ。

でも、気にかけて注目して応援してあげる事はとても選手達にとってはとても意義のあることですよ。
秋に大いに話題となった事業仕分けで、名指しで強化費を削られようとしたソリ競技に、せめて!! もっと我々は注目しましょうよ。
いくら日本ではマイナーだからって言っても、れっきとしたオリンピックの競技のひとつでもあり、それに青春や人生を賭けて挑む人たちがいるんですよ。  


・・・誤解してもらったら困るんですが、オリンピック競技ではないマイナー競技はどうでもいいかってハナシではないですよ。  世の中にはかなりメジャーなのにオリンピック種目でないスポーツだってたくさんあるんです。 卓球だってバドミントンだって私らが子供の頃はオリンピック種目じゃなかったんですから。 ベースボールやソフトはなんとロンドンでは外れちゃうという。
オイラも自称ですが、マイナー競技の愛好者ですし。

中には、「ソリのレースで勝ったからってそれが何?」ってご意見もあるかも知れません。
でもそんな事言い始めたら、あらゆる競技が「勝ったからってそれが何?」ですよ。 
でしょ?

ま、それは置いておいて、
オフシーズン、自分でバイトして遠征費の足しにして世界と戦おうとする大学生を見て、応援しないわけにいかんでしょ?  
せめてバイトなんてしなくても十分に強化できる環境にしてあげたいと願いたくなるでしょ?  ソリ開発に尽力してくれている会社や研究者に、せめて損をさせない程度の事はしてあげたい気持ちになるでしょ?
でしょ?

今回はリュージュ競技にスポットが当たりましたが、きっとスケルトン界も同じ悩みを抱えてるでしょう。 ボブスレーはもうちょっとマシな環境かも知れませんが、実際のトコは分かりません。


ってことで、とりあえずはご紹介した番組、ソリ競技には興味のない方もぜひご覧ください。 NHKの手の者ではありませんが、十分に観る価値のある番組です。
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COMMENT
ビーチバレーとカーリングを例に取るならば、残念ながら人気が出るかどうかは「可愛いおにゃのこがいるか」なのよね。悲しいかな。あとは協会の戦略かな。
そういう意味では、原田選手は結構いい線いってるかも。
そのNHKの番組は見ようと思って忘れてたけど、スピード競技において技術の蓄積はそう簡単に崩せるものじゃないと思うわ。
特にソリは限られた要素で構成されているから、残すべき部分と剥ぎ取っていい部分を決める勘所みたいなのは簡単には手に入らないだろうね。
まぁ日本人はベースを改良するのは得意だから、もう少し時間をかければイケるんじゃないかと。
日本オリジナルモデルで勝負出来る様になれば一番だけどね。
そうだねえ、単純だから難しいって事もあるねえ。
しかし時間がないんだよねえ。 バンクーバーが来年なら・・・
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