わたコちょ! 映画ルパンの原作を読む

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映画ルパンの原作を読む

木曜練習レポートはちょっと後回し。

県立図書館まで足を伸ばして、先日観て、オイラ的今年のベストに輝いた映画「ルパン」、の原作(というよりお話のベース)を読みました。
「カリオストロ伯爵夫人」  創元推理文庫版で、カバーなどとっくに取れちゃっているかなり古い本でした。

映画のベースなので、やはり20歳になったばかりの初々しいアルセーヌ・ルパンの物語です。  実はまだアルセーヌ・ルパンを名乗っていません。  アルセーヌ~も偽名じゃないんですが、この物語では母方の姓とアルセーヌとは違う名で登場します。
これから怪盗(泥棒?、詐欺師?)への道を歩み始めるのですが、
作品のタイトルとなっているカリオストロ伯爵夫人・・・・・・かも知れないと言われているジョゼフィーヌと言う絶世の美女との関係ももちろん壮絶に描かれております。

夫人、というからには誰かの奥さんでないと変な気がしますが、なんかオイラはその辺にはとても疎くて、よく理解できません。
そこは置いといて、このジョゼフィーヌって女は、ルパン三世で言えば、まさに峰不二子ですな。
アルセーヌの孫が主人公のマンガ・アニメと対比するのもナンセンスですけども、この原作を読んでいて、ああ、不二子はジョゼフィーヌがモデルのキャラだったんだな、と納得できます。

少々こんがらがるような事を書きますが、
かの大傑作、宮崎駿氏のアニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」の中で、ルパン三世についてクラリスが不二子に
「あの方を御存知なの?」
と問い、不二子がこう答えます。
「うんざりするほどね。 時には味方、時には敵、恋人だった事もあったかな?」
さらにクラリスに
「捨てられたの?」
と問われ、不二子は
「ううん、捨てたの。 気を付けて、彼、生まれつきの女ったらしよ」
と答えます。 
ジョゼフィーヌなら尋ねられても恐らくそんなアドバイスめいたセリフなど言わないとも思いますが、オイラは今回小説を読んでいてごく自然に上記のクラリスと不二子の会話を思い出しました。

不二子の元となったモデルに関してはデュマ「三銃士」の悪女ミレディと聞いた事もありますが、オイラの感想としてはむしろ不二子はジョゼフィーヌに近い感じがします。


どのみち、ジョゼフィーヌは非常に魅力あるキャラクターです。 ルパンへの愛憎、そしてルパンのジョゼフィーヌへ対する愛憎が複雑に絡み合い、物語を単なる冒険推理モノではなくしています。
正直、ジョゼフィーヌのあまりに「女」な部分の描かれ方に幾度も背筋がゾクゾクしました。  怖いよ~、でも絡め取られてみたい気もするよ~  ・・・って感じ。
ルパンのシリーズって、ハッキリと大人向けの物語だったのだなあとようやく理解できました。  モーリス・ルブランってすげえ。  今さらですけども。

そう言えば、今巷で話題の、何人もの男を手玉に取ったと言われる、ちょっと小太り(?)な女詐欺師(34)もちょっとだけイメージが被りますなあ。  オイラとしてはなかなかタイムリーな事件です。

惜しいのは、創元推理文庫版の訳者さん。  
1950年代後半の訳だからなのか、現代からすると違和感バリバリな言葉が多いのは分かるけど、それにしてももうちょっとなんとか・・・  オイラとしてはもうひとつ馴染めないですわ。  

これは賛否両論あると思いますけど、ルパンが「リュパン」であるのは仕方ないというか、その方がよりフランス語っぽいのかも知れませんが、それでももう日本では「ルパン」の方が一般的であったはずで、それに合わせた方がよかったんじゃないだろうかと思ってみたり。
俄然、他の大人向けルパン・シリーズにも興味が湧きましたが、別の人の訳でも出ているとの事なので、今後はそちらを探して読んでみようと思います。

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